【スタッフブログ】HIFU・ボルニューマのダウンタイムとアフターケアについて
HIFU・ボルニューマのダウンタイムとアフターケアについて
前回ご紹介した高密度焦点式超音波(HIFU)とボルニューマ(Volnewmer)に違いについてはご理解いただけましたでしょうか?
本日は治療後のアフターケアとダウンタイムについてご紹介いたします。どちらも美容医療におけるたるみ治療や肌質改善を目的とした施術ですが、使用するエネルギー(HIFUは超音波、ボルニューマは高周波)の違いにより、ダウンタイムやアフターケアに若干の差があります。


1. HIFU(高密度焦点式超音波)のアフターケアとダウンタイム
ダウンタイム
HIFUは、皮膚の深部(真皮、脂肪層、SMAS筋膜)に超音波を集中させて熱エネルギーを与える施術で、肌表面を傷つけずにリフトアップや引き締め効果を得るため、ダウンタイムは比較的少ないです。ただし、個人差や施術の強さにより以下の症状が現れる場合があります:
–赤みやほてり:施術直後に軽い赤みやほてりを感じることがあります。通常、数時間~翌日までに治まります。
– 腫れや浮腫み:軽い腫れやむくみが数日~1週間程度続く場合がありますが、メイクで隠せる程度が一般的です。
– 筋肉痛のような痛み:照射部位(特に骨に近い頬や額)でチクチクとした痛みや違和感をもつことがあり、2~3日で消失する傾向です。1か月以上続く場合はクリニックに相談が必要です。[
– まれな副作用:水ぶくれ、かさぶた、色素沈着などが起こる可能性がありますが、非常にまれです。
ダウンタイムの期間は通常 数時間~1週間程度で、日常生活に大きな支障はありません。施術直後からメイクやシャワーが可能な場合が多いですが、肌が敏感な状態のため注意が必要です。
アフターケア
HIFU施術後は、肌のバリア機能が一時的に低下し、乾燥や紫外線の影響を受けやすくなるため、以下のケアが推奨されます:
– 保湿:肌の乾燥を防ぐため、十分な保湿を行います。清潔なスキンケア製品を使用し、肌をいたわります。
– 紫外線対策:施術後3か月程度は日焼け止め(SPF30以上推奨)を使用し、紫外線を避けます。肌が敏感なため、UVケアを徹底してください。
–刺激の回避:
– 施術当日(または赤み・ほてりが引くまで)は、長時間の入浴、サウナ、激しい運動、飲酒など血行を促進する行為を控えます。これらはダウンタイムを長引かせる可能性があります。
– 洗顔やメイクは当日から可能ですが、強くこすったり刺激を与えたりしないよう注意します
-衛生管理:枕カバーやタオルを清潔に保ち、肌に触れるものを清潔にします。必要以上に肌を触らないことも重要です。
– 医師の指示に従う:赤みや痛みが強い場合、クリニックが処方する外用薬を使用し、気になる症状があれば早めに相談します。
施術後の注意点
– 効果は施術直後から感じられる場合がありますが、コラーゲン生成が進む3週間~2か月後にピークを迎えます。効果持続期間は約6か月~1年で、3~6か月に1回の施術が推奨されます。ただし、頻度が高すぎると肌ダメージや頬のこけのリスクがあるため、医師と相談して適切な間隔を守ります。
– 若年層やたるみが強い場合は、HIFUの効果が限定的な場合があります。医師のカウンセリングで適応を確認してください。

2. ボルニューマ(Volnewmer)のアフターケアとダウンタイム
ダウンタイム
ボルニューマは、高周波(RF:6.78MHz)を使用して真皮から浅い脂肪層に熱を均一に与えるたるみ治療で、HIFUよりもマイルドな熱作用が特徴です。そのため、ダウンタイムはほぼないか、非常に軽度です。以下のような症状がまれに起こる可能性があります:
– 軽い火照りや腫れ:施術後に軽い火照りや赤み、腫れが出ることがありますが、通常24時間以内に消失します。
– 違和感:軽い熱感やピリピリ感を感じる場合がありますが、痛みはほとんどなく、日常生活に影響はありません。
ボルニューマはメスを使用せず、冷却システムや丸みを帯びたチップにより肌への負担が少ないため、ダウンタイムは基本的にないとされています。施術直後からメイクや通常の生活が可能です。
アフターケア
ボルニューマのアフターケアはHIFUと似ていますが、より軽度なケアで十分な場合が多いです。以下の点に注意してください
– 保湿:高周波により肌が乾燥しやすくなるため、施術後は保湿クリームや化粧水で十分な保湿を行います。
– 紫外線対策:HIFU同様、施術後は紫外線に敏感になるため、日焼け止めを使用し、UVカット対策を徹底します。
– 刺激の回避:施術当日は強いマッサージやスクラブ洗顔、熱いお湯での洗顔を避け、肌に刺激を与えないよう注意します。まれに火照りが残る場合は、冷やして落ち着かせます。
– 衛生管理:清潔なスキンケア環境を保ち、肌への不要な接触を避けます。
施術後の注意点
– ボルニューマの効果は施術直後から引き締め感を実感できる場合がありますが、コラーゲン生成により1~3か月かけて徐々に効果が現れ、1~6か月持続します。2回目以降の施術は3~6か月後が推奨されます。
– ボルニューマはHIFUと組み合わせることで、より高いリフトアップ効果が期待できます。コンビネーション治療を検討する場合は、医師と相談して最適なプランを立ててください。
共通の注意点
–医療機関での施術を推奨:HIFUもボルニューマも、医療機関での施術が安全です。エステサロンのHIFUは出力が低く効果が限定的で、トラブルが報告されています。信頼できるクリニックを選び、医師のカウンセリングを受けましょう。
– 禁忌事項:妊娠中、皮膚に炎症や傷がある場合、ペースメーカーや金属インプラントがある場合などは施術を受けられないことがあります。事前に医師に確認してください。
– 効果の個人差:肌の状態や年齢、たるみの程度により効果やダウンタイムは異なります。過度な期待を避け、医師と相談して現実的な目標を設定しましょう。

まとめ
– HIFU:ダウンタイムは軽度で、数時間~1週間程度。保湿とUV対策を徹底し、刺激を避けるアフターケアが重要。深い層に作用し、リフトアップや小顔効果が期待できる。
– ボルニューマ:ダウンタイムはほぼなく、施術直後から通常生活が可能。軽い保湿とUV対策で十分。浅い層の引き締めや肌質改善に効果的。
– 両者を組み合わせることで、より高い効果が得られる場合があります。施術頻度や組み合わせは、医師と相談して決定してください。
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