【スタッフブログ】ポテンツァと水光注射の違いを徹底解説:美容皮膚科の人気施術を比較
ポテンツァと水光注射の違いを徹底解説:美容皮膚科の人気施術を比較
こんにちは、麻の葉クリニックです!
美容皮膚科において、肌の悩みを改善するための施術として「ポテンツァ」と「水光注射」が注目を集めています。しかし、これらの施術はどのように異なるのか、どちらが自分の肌悩みに適しているのか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。本記事では、ポテンツァと水光注射の特徴、効果、副作用、費用、そして両者の大きな違いについて、根拠を交えて詳しく解説いたします。美容皮膚科を検討中の方にわかりやすくお伝えします。

ポテンツァとは?特徴と仕組み
ポテンツァは、マイクロニードルとRF(ラジオ波)を組み合わせた先進的な美肌治療機器です。極細の針(外径0.25mm、32G)を皮膚に刺し、針先から高周波エネルギーを照射することで、肌の深層(真皮層)に直接熱エネルギーを届けます。このプロセスは、以下の3つの効果を同時に引き出します。
- 創傷治癒効果:マイクロニードルが皮膚に微細な穴を開けることで、肌の自然治癒力が活性化され、ターンオーバーが促進されます。
- RFによるコラーゲン生成促進:ラジオ波の熱エネルギーが真皮層の線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの産生を促します。これにより、肌のハリや弾力が向上します。
- ドラッグデリバリーシステム:ポテンツァの特徴である「ポンピングチップ」を使用し、針が抜ける際に空気圧で薬剤を均一に真皮層に注入します。これにより、ヒアルロン酸や成長因子などの有効成分が効率的に肌に浸透します。
ポテンツァは、ニキビ跡、毛穴の開き、肝斑、赤ら顔、小じわ、たるみなど、幅広い肌悩みに対応可能です。また、治療目的に応じて針の長さ、RFの出力などを調整できるため、個々の肌状態に合わせた施術が行えます。

水光注射とは?特徴と仕組み
水光注射は、美容成分を含む薬剤を皮膚の浅層(表皮層または真皮浅層)に直接注入する施術です。専用のマルチニードル付きデバイスを使用し、ヒアルロン酸、ジュベルック、ボトックスなどの薬剤を均等に注入します。この施術の特徴は以下の通りです。
- 直接的な薬剤注入:注射針を通じて薬剤を皮膚にダイレクトに届けるため、成分の吸収率が高く、即効性のある美肌効果が期待できます。
- カスタマイズ可能な薬剤:注入する薬剤は肌悩みに応じて選択可能です。たとえば、ヒアルロン酸は保湿効果、ジュベルックは毛穴の引き締め・ニキビ跡の改善、ボトックスは皮脂の抑制などの効果をもたらします。
- ターンオーバー促進:針による微細な刺激が創傷治癒を促し、コラーゲン生成や肌の再生をサポートします。
水光注射は、肌の乾燥、くすみ、小じわ、ハリの低下など、主に肌の質感や潤いを改善する目的で選ばれます。ただし、RFを使用しないため、ポテンツァのような深層への熱刺激はありません。
ポテンツァと水光注射の効果の違い
ポテンツァの効果
ポテンツァは、RFとマイクロニードルの相乗効果により、以下のような幅広い効果が期待できます。
- ニキビ跡・クレーターの改善:創傷治癒とコラーゲン生成により、凹凸や瘢痕が滑らかに。
- 毛穴の引き締め:RFの熱エネルギーが皮脂腺を抑制し、肌の引き締め効果で毛穴を目立たなくします。
- 肝斑・赤ら顔の改善:メラノサイトに直接アプローチしてメラニン産生を抑制したり、毛細血管を縮小させたりします。
- 肌質改善・リフトアップ:コラーゲンやエラスチンの増加により、肌のハリや弾力が向上し、たるみも改善。
- ニキビ予防:皮脂腺を破壊することで、ニキビの再発を抑えます。
効果は通常、3回以上の施術で安定し、1回の効果持続期間は1~3ヶ月程度。3~6回の継続治療で約1年間の持続効果が期待できます。

水光注射の効果
水光注射の効果は、注入する薬剤の種類に大きく依存します。主な効果は以下の通りです。
- 保湿・潤い向上:ヒアルロン酸により、肌の水分量が増加し、しっとりとした質感に。
- ハリ・弾力の向上:ヒアルロン酸やジュベルックが肌の弾力を高めます。
- 美白・くすみ改善:肌の透明感が向上。
- 小じわの軽減:保湿効果とコラーゲン生成により、細かいシワが目立たなくなります。
水光注射は、肌の表面の質感や潤いを改善するのに適していますが、ニキビ跡のクレーターや肝斑、たるみなどの深い層のお悩みにはポテンツァの方が有効的です。水光注射の効果の持続期間は1~2ヶ月程度で、2~4週間に1回のペースで3回程度の施術が推奨されます。
副作用とダウンタイム
ポテンツァの副作用とダウンタイム
ポテンツァのダウンタイムは通常1週間程度です。主な副作用は以下の通りです。
- 赤み・腫れ・ヒリヒリ感:施術後1~3日で軽減します。
- かさぶた:稀に発生します。4日~1週間程度で自然に剥がれます。
- 内出血:まれに発生し、2週間程度で消失。
- 一時的なニキビ増加:皮脂分泌の変化により生じる可能性があります。数日から1週間程度で改善します。
- 炎症後色素沈着:ごくまれに発生し、2~6ヶ月で消失します。日焼け対策をしっかりと行ってください。
ポテンツァはRFによる止血効果により、従来のマイクロニードル治療よりもダウンタイムが短く、翌日からメイクが可能です。麻酔クリームを使用することで痛みも軽減されます。
水光注射の副作用とダウンタイム
ポテンツァと比べると針穴の赤みや内出血が生じることが多いです。
- 赤み・腫れ:注射部位に生じ、1~3日で消失します。
- 内出血:皮膚が薄い部分や骨が近い部分に発生し、1週間程度で消失します。
- しこり:ジュベルックで不均一な注入により発生するリスクがあると言われていますが、当院では適切な処置を行っているため発生は最小限に抑えられます。
水光注射も翌日からメイクが可能です。麻酔クリームを使用することで痛みも軽減されます。ポテンツァと比べると、肌の奥にしっかりと美容成分を届けられるのが特徴です。RFによる止血効果はないため、赤みと内出血がダウンタイムとして生じます。

費用の比較
ポテンツァの費用は、ドラッグデリバリー(マックーム)に使用するチップの場合1回あたり7万円、肝斑治療に使用するチップを使用する場合は4万5千円となっております。一方、水光注射は1回あたり3万~7万円程度と、ポテンツァに比べてやや安価です。ただし、効果の持続期間や治療回数を考慮すると、トータルコストは肌悩みや目標によって異なります。
ポテンツァと水光注射の大きな違い
ポテンツァと水光注射の最も大きな違いは、以下の3点に集約されます。

- 薬剤導入の方法:
- ポテンツァ:皮膚表面に薬剤を塗布し、マイクロニードルを抜く際の空気圧で真皮層に均一に注入(ドラッグデリバリーシステム)。
- 水光注射:マルチニードルで薬剤を直接表皮層または真皮浅層に注入。
- RF(ラジオ波)の有無:
- ポテンツァ:RFを照射することで、コラーゲン生成やターンオーバーを強力に促進。深い層の問題(ニキビ跡、肝斑、肌表面のたるみ)に効果的。
- 水光注射:RFを使用せず、薬剤の効果と針の刺入のみ。止血されないため軽度の出血が伴います。
- 適応する肌悩みの範囲:
- ポテンツァ:ニキビ跡、毛穴、肝斑、赤ら顔、肌表面のたるみなど、広範な悩みに適応。
- 水光注射:乾燥、くすみ、小じわなど、表層の質感改善に特化。
どちらを選ぶべき?肌悩みに応じた選択
ポテンツァは、ニキビ跡やクレーター、肝斑、たるみなど、深い層に原因がある肌悩みを改善したい方に適しています。また、少ない治療回数で持続的な効果を求める方にもおすすめです。一方、水光注射は、肌の乾燥やくすみ、軽度の小じわ、ニキビ跡など、肌の質感を改善したい方に適しています。
どちらを選ぶかは、肌の状態や悩みの深さ、予算、ライフスタイルによって異なります。たとえば、ニキビ跡と乾燥の両方が気になる場合は、ポテンツァで深い層を治療しつつ、水光注射で表層の潤いを補う併用療法も検討できます(同日施術はできません)。クリニックでのカウンセリングを通じて、医師と相談しながら最適なプランを立てることが重要です。
まとめ
ポテンツァと水光注射は、どちらも美容皮膚科で人気の施術ですが、仕組みや効果、適応範囲に明確な違いがあります。ポテンツァはRFとドラッグデリバリーシステムを活用し、深い層の肌悩みに幅広く対応する一方、水光注射は表層の質感改善に特化しています。副作用や費用も異なり、ポテンツァはやや費用が高め、水光注射はやや安価な傾向があります。
ご自身の肌悩みや目標に合わせて、みなとみらい麻の葉クリニックでカウンセリングを受け、適切な施術を選んでいただければ幸いです。このブログが、美容皮膚科での選択の一助となれば幸いです。
皆様のご来院お待ちしております。