【スタッフブログ】ピーリング、たくさん種類があるけどどう違うの?

こんにちは、麻の葉クリニックです!
今日は患者様から頂いた、「ピーリングってよく聞くけど、種類がいろいろあって違いがわからない」という質問に答えていきたいと思います。

代表的なピーリングについて、それぞれの成分・効果・副作用・施術間隔をまとめてご紹介します。

そもそもピーリングとは、、、?

ピーリングは、古い角質や毛穴の汚れを取り除き、肌の生まれ変わりを助ける施術です。
薬剤ごとに得意分野が違うので、目的やお悩みに合わせて選ぶのがポイントです。

代表的なピーリングの種類と成分(当院では取り扱っていないピーリング剤も紹介しております)

1. ケミカルピーリング

  • 成分:サリチル酸、乳酸、グリコール酸など(クリニックにより配合が異なる)
  • 効果:毛穴の黒ずみやざらつき改善、ニキビ予防、トーンアップ
  • 副作用:赤み・乾燥・ヒリつき
  • 施術間隔:2〜4週間に1回

💡 ベーシックで幅広い肌悩みに対応できます。

2. グリコール酸ピーリング

  • 成分:グリコール酸(サトウキビ由来のフルーツ酸=AHAの一種)
  • 効果:ターンオーバー促進、ニキビ・毛穴詰まり改善、くすみ解消
  • 副作用:赤み・乾燥・ピリつき
  • 施術間隔:2〜4週間に1回

💡 脂性肌やニキビができやすい方におすすめです。

3. ベビーピール(サリチル酸マクロゴールピーリング)

  • 成分:サリチル酸(BHA)+マクロゴール基材
  • 効果:毛穴詰まり改善、ニキビ予防、透明感アップ
  • 副作用:赤み・乾燥(比較的少なめ)
  • 施術間隔:2〜4週間に1回

💡 サリチル酸を安定させているので刺激が少なく、敏感肌の方も受けやすいです。

4. レチノールピール

  • 成分:レチノール(ビタミンA誘導体)+抗酸化成分(ビタミンCやビタミンEなどを含む製剤あり)
  • 効果:小じわ改善、ハリ・弾力アップ、シミ・色素沈着改善、毛穴引き締め
  • 副作用:赤み・皮むけ・乾燥(数日〜1週間程度)
  • 施術間隔:4週間に1回

💡 エイジングケアをしたい方に人気です。

5. マッサージピール(PRX-T33)

  • 成分:トリクロロ酢酸(TCA 33%)+過酸化水素+コウジ酸
  • 効果:コラーゲン生成促進、ハリ・ツヤ改善、美白効果
  • 副作用:赤み・軽い皮むけ
  • 施術間隔:2〜3週間に1回

💡 「剥けないピーリング」として人気で、ダウンタイムが少なめです。直後からツヤやハリが生まれ、発行しているようなお肌になります。

6. ハイドラブースター

  • 成分:グリコール酸・サリチル酸を含む専用美容液+ヒアルロン酸など保湿成分
  • 効果:毛穴の奥の洗浄、皮脂や角栓の除去、ざらつき改善、水分補給
  • 副作用:赤み・乾燥感(軽度)
  • 施術間隔:1〜2か月に1回

💡 毛穴洗浄と美容液導入を同時に行えるピーリングで、施術直後からつるんとした質感を実感しやすいです。

7. ミラノリピール

  • 成分:トリクロロ酢酸(TCA)+アミノ酸+ビタミン類(グリシン、アルギニン、ビタミンCなど)
  • 効果:ハリ・ツヤ改善、シミ・色素沈着改善、ざらつき解消(顔・体OK)
  • 副作用:赤み・皮むけ
  • 施術間隔:3〜4週間に1回

💡 顔だけでなく、肘・膝・背中など体のピーリングにも使えます。

ピーリングの選び方

  • 毛穴・ニキビを改善したい → ケミカルピーリング、グリコール酸ピーリング、ベビーピール、ハイドラブースター
  • ・エイジングケア(ハリ・しわ・シミ) → レチノールピール、マッサージピール、ミラノリピール
  • ・体のざらつきや色素沈着 → ミラノリピール

施術後の注意点

ピーリング後はお肌がデリケートになっています。

  • 紫外線対策をしっかり(日焼け止めは必須)
  • 保湿をたっぷり行う
  • スクラブ洗顔や刺激の強い化粧品は避ける

まとめ

ピーリングは「どれも同じ」ではなく、含まれる成分が違うことで得意な効果も変わってきます

  • サリチル酸 → 毛穴・ニキビ
  • グリコール酸 → 角質ケア・くすみ
  • レチノール → エイジングケア
  • TCA(トリクロロ酢酸) → コラーゲン生成(ハリや弾力)
  • 美容成分 → 美白・保湿など

それぞれの特長を知ることで、自分に合ったピーリングが見つかります。
みなとみらい麻の葉クリニックでは、マッサージピールとハイドラブースターのみの取り扱いですが、今後はピーリング製剤を増やしていく予定なのでお楽しみに!